先日横浜ブルク13で映画『勝手にふるえてろ』(2017)を観てきました!
その日はちょうど水曜日で、レディースデイだしなにか観に行こうかな、あ、綿矢りさの小説、映画化したんだ、へ〜評価高い、黒猫チェルシーのボーカルも出演してる、松岡茉優かわいいなあ、じゃあ観るか。という具合でブルク13へ。
『勝手にふるえてろ』http://furuetero-movie.com/
原作は2001年に『インストール』でデビュー、『蹴りたい背中』で第130回芥川賞を受賞した作家・綿矢りさによる同名小説。監督は『でーれーガールズ』(2015)などで現代の女性を優しい視線で描いてきた大丸明子監督。そして主演を務めるのは若手実力派として映画・TVで活躍中の女優・松岡茉優。
↓STORY↓
24歳OLヨシカは中学の同級生“イチ”へ10年間片思い中。過去のイチとの思い出を召喚したり、趣味である絶滅した動物について夜通し調べたり、博物館からアンモナイトを払い下げしてもらったりと、1人忙しい毎日。そんなヨシカの前に会社の同期の“二”が現れなんとヨシカに告白!人生初めての告白にテンションがあがるも、いまいち関係に乗り切れないヨシカ。ある出来事をきっかけに「イチに会いたい!」と思い立ち、同級生の名前を騙り同窓会を計画。ついに再会の日が訪れるが…。
まず言わせてください。今作は2017年公開作品で一番の邦画でした!
上映開始早々、ヨシカの魅力炸裂。一瞬でこの映画の虜になりました…。
ヨシカの一人暮らしの部屋も、水色のドアも、アンモナイトなでる手つきも、変な笑い方も、よくわからない音楽をヘッドフォンで聞きながら洗い物する様子も、黒猫チェルシーの曲もすべて。本当にすべてが良かったんです!
ヨシカの心の声が漏れるたびに叫びそうになりました。
他人と世の中との距離を取って妄想のなかでイキイキとしてるいわゆる「イタイ」ヨシカのこと憎めないんです、だって自分に思い当たる節があるから…!
エンドロールではそこにいた観客が誰一人として立ち上がりませんでした・そこにいた全員がこの作品に、ヨシカに釘付けでした。
その余韻のまま思わず売店でパンフレットを買っちゃいました…。
恋愛しててもしてなくても、男性でも女性でもいいからとにかく観ていただきたいです。
そして願わくば“震えて”ください。
横浜ブルク13http://kinezo.jp/pc/burg13