今回のMOVIE NIGHTで上映するのは『ナイロビの蜂』(THE CONSTANT GARDENER)
この映画の原作となった小説【The Constant Gardener】は具体的な国名を挙げ、企業と官僚との癒着を詳細に描いた作品の為、ケニアでは発禁本扱いになり、英国外交団も小説の内容を批判したという問題作。
…ところが、原作の映画化にあたりケニア政府を酷評する内容ながらも現地での撮影をケニア政府は許可。その理由に「我々が協力しなくても別の国で撮影され、ケニアが批判されることになっただろう」と述べています。また高等弁務官のクレイ氏も映画の製作に協力していますが「富と貧困の間にある搾取の危険性と誘惑を描くことの意義がとても重要」だと述べています。
「ナイロビの蜂」は実話ではありませんが、実在の人物をモデルとしているそうで、主人公である英国外務省一等書記官・ジャスティンの妻・テッサのモデルになっているのが慈善事業家イヴェット・ビアパオリという人だそう。情熱的な活動家で、精力的な慈善事業家でもあった彼女の事を原作者のル・カレは「世界に関心を持ちながら生き、死んだ」と述べています。
さて、ナイロビで行われている非人道的な薬物実験に異を唱え、強盗殺人に見せかけて殺されてしまったテッサ。そして妻を殺され真相を追う夫ジャスティンの運命やいかに…?
映画を観た後は映画の感想…etc 色々談笑しませんか?
会場:ヨコハマ ホステルヴィレッジ
日時:2018年7月14日(土) 19:30 – 22:0
入場料無料
お誘い合わせの上、是非お越しください。