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文学の小道〜横浜を訪ねて〜

読書の秋ですね。齊藤です。

夏も終わり、僕のテンションも落ち着いてきているので、今週こそは真面目にブログ書こうと思います。

 

みなさん港町横浜と聞くとどんなイメージを持っていますか?

 

観光?

デートスポット?

ショッピング?

 

僕はだいたいそんな感じでざっくりお洒落な街と言うイメージです。

ハマっ子に怒られそうですね…

 

そんな横浜ですが、実は文学の歴史も深いんです。

開港以来常に海外に目を向けられて育まれてきた横浜独自の文化に

多くの文豪が生まれ、そして多くの文豪が移り住んできたそうです。

多くの名作が生まれたのも、この横浜と言う土地が魅力的な街であったからかもしれませんね。

 

文学部出身の齊藤が、今日はそのかつての文豪の一人『山本周五郎』を紹介したいと思います。

 

明治36年、僕の出身地でもある山梨県の現在の大月市に生まれた山本は8歳の頃に横浜市中区に引っ越してきました。本名は清水三十六。後に筆名としてその名を借りることになる店主・山本周五郎の庇護のもと、同人誌などに小説を書き始めました。

 

しばらく不遇の時代を過ごすが、『日本婦道記』(1942-1946)で直木賞に推されるがこれを辞退、生涯で一個の賞も受けることはありませんでした。なんだかかっこいいですね。

 

彼の小説は、日陰を生きてる人々に焦点が当てられた作品が多く存在します。

苦しみや貧困を背景に、穏やかな日々の裏側に起きている出来事と向き合い

力強く生きていくメッセージが隠されています。

 

その中でも代表作は『樅ノ木は残った』ではないでしょうか。

ネタバレするのも嫌なのであんまり内容は書きませんが、江戸時代に起こった「伊達騒動」で反対派の人間を殺害した、原田甲斐が物語の中心人物です。彼は極悪人とされていましたが、本当は…と言う作品です。

 

歴史小説と言うと読みづらいイメージかもしれませんが、

こちらは様々な立場の登場人物の想いが混じり合う様子が読み取り安く

慣れない人にもスムーズに入っていけると思います。

会話も割と多めなので。最後の樅ノ木の場面まであっという間に読んでしまえます。

 

山本は横浜の本牧で執筆活動をしていたこともあり、現在の三渓園の近くに宿を構えていたそうです。

そして時々、現在のイセザキモール内にあるお蕎麦屋さんまで歩いて行っていたみたいです。

 

好きな作家のゆかりの土地をふらっと散歩して、文学の歴史を感じるのも良いかもしれませんね。

 

今月9月30日〜11月26日まで神奈川近代文学館にて

「没後50年山本周五郎展」が行われます。

 

僕ももう一度作品を読み直し、この作品展に行こうと思います。

 

読書の秋です。

たまには現代小説だけでなく、かつての文学作品を手にとって見てはいかがですか。

 

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